英語論文を、知らない単語のところでだけ立ち止まって読む
英語論文を読むとき、やり方はたいてい 2 つに分かれますが、どちらにも難点があります。全文を日本語に翻訳すれば速く読めるものの、英語の専門用語が頭に残らないため、いざ自分で論文を書くときにまた調べ直すことになります。かといって 1 語ずつ辞書を引いて原文を読もうとすると、論文 1 本あたり 100 回は手が止まってしまいます。
Solaread はその間をとったツールです。英語の原文はそのまま残し、知らない単語や専門用語の後ろにだけ日本語訳を添えます。
訳は単語のすぐ後ろに。視線が行から外れません
訳が出るのは、画面の端ではなく、同じ行にある単語のすぐ後ろです。横に視線を移して訳を確かめ、また本文のどこを読んでいたか探し直す手間がありません。本文を追うことに集中できるよう、この配置にしています。
訳そのものも本文の邪魔になりません。単語の直後に括弧付きで短い訳が入るだけなので、必要なときだけ目をやり、わかる箇所はそのまま読み飛ばせます。読むリズムが途切れません。
論文を 1 本読む流れ
- PDF を取り込みます。 論文が読みやすい本文表示に切り替わります。スキャンされたページも文字として認識されます。
- 知らない単語にはあらかじめ訳が付いています。 日本語訳が単語の後ろに括弧付きで表示されます。すでに知っている単語には付きません。
- 用語の意味を確かめたいときは、カーソルを重ねます。 ポップオーバーが開き、その文の文脈に即した説明を表示します。カーソルを外せば閉じます。
- 訳が付いていない単語は、ダブルクリックします。 単語帳に追加され、あとから同じ箇所を読み返したときも訳がそのまま残ります。
- 読み進めながらメモを残します。 本文の横にノートパネルが並び、自分のメモと引用元の原文を同じ画面で見比べられます。
専門分野に合わせた調整
約 2 分で終わる語彙テストがあり、一般語彙は 20 語で測定します。さらに専門分野のテストも追加でき、経済、金融、法律、医学、コンピュータサイエンスの各分野をそれぞれ 8 語で判定します。一般語彙と専門語彙のレベルは別々に判定され、それぞれの結果に応じて訳の出し方が変わります。
3 つの読み方の違い
| 読み方 | 向いているケース | デメリット |
|---|---|---|
| 全文を日本語に翻訳する | 書かれている内容をひと通り素早く把握したいとき | 英語の専門用語に触れないため、執筆や発表のときに使えない |
| 1 語ずつ辞書を引く | 知らない単語がごくわずかなとき | 知らない単語が多いと、論文 1 本で 100 回ほど調べることになる |
| 知らない単語にだけ訳を付ける(Solaread) | 原文を精読したいとき、いずれ英語で論文を書くとき | 日本語訳だけを読むよりは時間がかかる |
やらないこと
- 全文翻訳は行いません。まず日本語で大まかな内容をつかみたい場合は、一般的な翻訳ツールのほうが向いています。
- 文献管理ツールではなく、AI による要約機能もありません。ここで扱っているのは、あくまで原文を読むための機能と語釈、ノート機能です。
よくある質問
スキャンされた PDF も読めますか?
はい。スキャンされたページも文字として認識されます。
訳の表示は日本語だけですか?
いいえ、訳の言語は変更できます。日本語、英語、中国語、韓国語、フランス語、ドイツ語、ベトナム語、スペイン語、ポルトガル語はすぐに選択でき、それ以外の言語も設定画面から検索して選べます。
フランス語やスペイン語の論文も読めますか?
はい。現在、書籍や論文の原文は英語・フランス語・スペイン語・ドイツ語・ポルトガル語・ロシア語・日本語・中国語に対応しています。
読むことから、聞くことへ
このページでは Solaread の「読む」機能を紹介しました。ウェブアプリでは、手持ちの音声ファイルや動画を取り込んだり、ポッドキャストを探したり、文字起こしを追いながら単語の意味を確かめたりすることもできます。気になる単語を保存して元の文脈ごと復習できるほか、本や記事、動画を選ぶ際にはおすすめ表示や難易度の目安も参考にできます。
読んだ内容や聞いた内容、見た動画について会話できる AI 語学講師は近日公開予定で、現在はまだ提供していません。最新の「聞く」機能はウェブアプリで利用できます。Mac 版のダウンロードアプリとは使える機能が異なる場合があります。